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コラム

アイデアを『言語化』する:バーチャルフライヤーを作る(前編)

2024年9月4日

  • コラム
  • モノづくり

前回は商品コンセプトとストーリーについてお話ししました。

今回はバーチャルフライヤー(Virtual flier)について紹介をします。

フライヤーとは広告チラシのことです。製品によってはバーチャルカタログという方が適切かもしれません。

製品設計に取り組む前なので実際の商品はありませんが、架空の広告チラシやカタログを作ってみましょう、というお話しです。表現方法が多様化して自由度が高いWebページではなく、紙面の広告チラシやカタログを想定して簡単に作ってみることをお勧めしています。競合他社製品があれば販促資料を比較参照しながら、想定顧客に自社製品の優位性をアピールしてみてください。

バーチャルフライヤーを作る目的は主に二つ。

一つ目は商品コンセプトを洗練させるということです。

従来市場に存在している製品や競合他社の製品と比較をしたら、商品コンセプトが急に陳腐になってしまう、ということが起こります。その場合は他の製品と比較をしても当初のアイデアの魅力が発揮できるよう商品コンセプトの見直しを行なってください。

商品コンセプト、商品やブランドのストーリー、バーチャルフライヤーの3点を並べて、一貫性という点もチェックが必要です。微妙なずれ、一貫性のなさ、違和感というのは第三者から気づかれ易いです。言葉の上下関係、因果関係などを確認してみてください。必要があれば修正をして、アイデアがより正しく表現できるようにします。

バーチャルフライヤー制作の二つ目の目的は次回にお話しします。

ASPICIOでは商品コンセプトやバーチャルフライヤーの作成についてお手伝いができます。

ご興味があればホームページ内のContactからお問い合わせください。

アイデアを『言語化』する:ストーリーを作る

2024年9月4日

  • コラム

前回は商品コンセプトについてお話しさせていただきました。今回もアイデアの『言語化』の具体例について紹介していきます。

今回はストーリーについて、です。

日本でストーリーという単語がビジネスの世界で使われるようになったのは2010年に楠木建先生が「ストーリーとしての競争戦略」を出版してからではないかと思います。現在では多くの企業がブランドや製品、サービスの生い立ちや理念を多くの人に共感してもらうためにストーリーを作成し、ホームページなどで見かけるようになりました。

商品コンセプトを作ってみると、いつの間にか文章のボリュームが増えてボヤけた書き方になってしまいませんか?短くシンプルで分かりやすいコンセプトを書くことは簡単ではありません。そういう壁にぶつかったときにはアイデアに対する思いや強く実現したいと思っていることなどを物語として書いてみることをお勧めします。ストーリーを描くためには物事の前提条件や因果関係、感情の変化に注目してみるといいでしょう。ストーリーを書いた後に商品コンセプトの表現を見直すと、表現方法や言葉が洗練されて分かりやすいものになっていきます。

ASPICIOでは商品コンセプトやストーリーの作成についてお手伝いができます。

ご興味があればホームページ内のContactからお問い合わせください。

アイデアを『言語化』する:商品コンセプトを作る

2024年9月4日

  • コラム

前回、製品開発やものづくりに挑戦しようとしている人は、アイデアの「言語化」が大事とお話しさせていただきました。

今回から数回にわたって、アイデアの『言語化』について少し具体的に紹介していきたいと思います。

まず『言語化』とは?

製品の特徴・機能を言葉で記述することだけでなく、物の形や色、質感といった特徴についてイラストや3Dモデル、図面を用いて表現することも含みます。そのため本コラムでは『言語化』とカギ括弧をつけて記載しています。

せっかくアイデアがあるのであれば、言葉で記述して商品コンセプトを作ってみましょう。

商品コンセプトのフレームワークは多数存在しており、インターネット上に書き方指南も多数存在しています。ですが、この段階では、1)どのようなものか、2)商品がもたらすベネフィット(どのような人が、どのような状況で、どのように使用すると、どのような良いことがあるか)、3)商品の代替手段(既存商品や競合商品を含む)が書き出されていれば十分です。どのようなものか、についてはイラストや3Dモデルを作ってみるとより具体的になります。

ASPICIOでは商品コンセプト作成についてお手伝いができます。

ご興味があればホームページ内のContactからお問い合わせください。

アイデアを形にするためには、アイデアの「言語化」が大事です。

2024年9月4日

  • コラム

初めまして、ASPICIOです。

2024年8月に製品開発やものづくりの分野に特化したコンサルティングサービスを提供する会社として創業いたしました。

本コラムでは何か製品化をしてみたいがどのように行うのだろうか、と不安を感じていらっしゃる方に向けて、製品開発やものづくりに関するコラムを多数掲載していく予定です。お付き合いいただきたく、よろしくお願いいたします。

さて、タイトルにあるアイデアを『言語化』すること、について。

アイデアを製品にする、と聞くと設計や試作、工場で製造する、ということを最初にイメージされる方が多いのではないのでしょうか?技術的なハードルは確かに存在していますが、技術的な課題については解決策が多数存在します。必ずご自身で解決しなければならないものではありません。しかし、アイデアを『言語化』する、ということに関してだけは必ずご自身で乗り越えていただかなければなりません。この『言語化』が適切でない場合、商品コンセプトなどを含む商品企画がぼけてしまいます。当然、製品設計も狙いから外れてしまい、結果として思っていた通りの製品にならないという事態が起こります。

次回以降、アイデアの『言語化』の例を少し深掘りして紹介していきます。

ASPICIOではアイデアの『言語化』についてお手伝いができます。

ご興味があればホームページ内のContactからお問い合わせください。

モノづくりにおける「安全設計」の重要性

2024年8月20日

  • コラム
  • モノづくり
  • リスクアセスメント

近年、製品の安全性に対する社会的な関心が高まっています。リコールや事故のニュースを目にする機会も増え、企業にとって製品の安全性確保は重要な課題となっています。そこで今回は、モノづくりにおける「安全設計」の重要性について考えてみたいと思います。

安全設計とは

安全設計とは、製品の設計段階から潜在的なリスクを洗い出し、事故や危害の発生を未然に防ぐための設計手法です。具体的には、以下のようなプロセスを経て行われます。

  1. 製品の使用シーンを想定し、起こり得るリスクを抽出
  2. リスクの重大性と発生頻度を評価
  3. リスク低減のための設計方針を決定
  4. 設計方針に基づいて具体的な設計を実施
  5. 設計の妥当性を検証し、必要に応じて見直し

なぜ安全設計が重要なのか

製品の安全性を確保することは、企業の社会的責任であり、ブランドイメージにも大きく影響します。事故や recalls は、企業の信頼を損ねるだけでなく、多大な経済的損失をもたらします。また、製品の安全性は、お客様の満足度にも直結します。安全で信頼できる製品を提供することは、お客様との長期的な関係構築に不可欠な要素と言えるでしょう。

安全設計の実践に向けて

安全設計を実践するためには、設計者一人ひとりの意識改革と、組織としての体制づくりが重要です。設計者には、常にユーザー目線で製品の安全性を考える姿勢が求められます。また、企業としては、安全設計のプロセスを開発プロセスに組み込み、設計審査や妥当性確認を徹底することが必要不可欠です。加えて、社内の知見だけでなく、外部の専門家の視点を取り入れることも有効です。新たな気づきを得ることで、より高いレベルの安全設計を実現できるでしょう。

まとめ

製品の安全性は、企業にとって守るべき最優先事項の一つです。安全設計の考え方を設計プロセスに取り入れ、組織を挙げて実践することが、これからのモノづくりに求められています。お客様に安心と満足を提供し、社会からの信頼を得るために、安全設計の重要性を再認識したいと思います。

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